府中家具工業協同組合(高橋正美理事長)は、JAPANブランド育成支援事業で開発した椅子やテーブルなど約30点を、2月4日~8日にスウェーデンで開催された家具の見本市「ストックホルム・ファニチャー」に出展した。期間中に約3万人が来場し、組合のブースも多くのバイヤーで賑わった。高い技術と裏打ちされた美しい形状は見本市で注目を集め、現在、ヨーロッパの小売業者など10社と7月頃の発売を目指し、商談中とのこと。高橋理事長は「3年は出展しないと商談まで繋がらないと聞いていたが、こんなに早く商談ができたのは快挙。旬のデザインと仕事のクオリティーが評価された」と話された。
高橋工芸㈱と㈱松創の2社で製作し、共同ブランドとなる「MATSUSO T」を立ち上げて出展した。デザイナーは北欧を代表するデザインユニットC・K・Rと、国内外で活躍する倉本仁氏。C・K・Rは五角形を取り入れたシンプルでモダンを基調とした『Five(ファイブ)』、倉本氏は船舶の組み木構造イメージした『Nadia(ナディア)』をそれぞれデザインした。