府中商工会議所は、中小企業の皆様の新規創業、経営革新、技術開発、国際化の促進等を総合的に支援する公益法人です
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テーマ 『製造現場まで踏み込み、知恵を共有して新しいものづくりを生み出していきたい』

㈱ワラビーデザイン 社長 寺延 匡昭さん

 寺延さん

 平成19年7月に設立。同年には第3回府中商工会議所新事業AWARD制度の新規創業部門で大賞(府中市長賞)を受賞。その他にもグッドデザイン賞受賞商品を6点生み出し、パワーツールや厨房器具、建設機械、インテリアなど、さまざまな領域で工業デザインの立場から商品開発の支援を行っておられます。

 

―御社について教えてください

 当社を設立する前は、東京のデザイン会社に勤務していました。設立当初は東京にいた頃と同じやり方で仕事をしていましたが、情報量や人、お金が集まる東京と地方の違いを痛感し、地方に構えるデザイン事務所の意味や意義について悩み続けました。ここでデザインビジネス成り立たせるためには何が必要なのか考えた時に、限りなく製造現場に近い次元でデザインが関わっていななければならないと考えました。

 その1つの手段として、木工、鉄工の加工現場では、CNCマシニング切削加工技術を用います、そのCNCマシニング切削加工機は、Gコードと呼ばれるプログラムで動きます。この切削プログラムまでデザイナー自らが作成し、当社のCNC加工機で試作してみる、こうすることで、製造現場とより密なコミュニケーションができるようになりました。府中市は各分野で卓越した製造技術を持っている企業がたくさんあります。主に加工業務を中心に取り組んでいる中小企業の場合は、デザインとの距離感が遠い傾向があります。当社は、実際に製造現場まで踏み込んでいき、デザイナーが現場で携わることで、デザイナーの目線と製造現場の加工の仕方、それぞれの知恵を共有することを目指しています。そこでのコミュニケーションから解決策が生まれることもあり、あえて現場に踏み込むことでお互い新しい発見や、より精度の高いものづくりが見えてきました。今後もっと深掘りし丁寧なモノ作りを目指していきたいです。既存の機械でこんなものができるんだという、ものづくりの喜びや楽しさを感じてもらいたいと思っています。 

 

―府中商工会議所に対してご意見を

 「渋谷ヒカリエ」内に個人が会社としてスペースを利用できるコワーキング・スペース「Creative Lounge MOV(モヴ)」が誕生し、異業種の人達の交流で、新しい形の働き方や出会いが生まれています。これは新しい取り組みのように思いますが、これは今まで商工会議所がしてきたことではないでしょうか。商工会議所はいろんな方が集まる場所であり、すばらしい考え方を持たれている方もたくさんいらっしゃいます。会議などの形式的なものではなく、もっと気軽に集まって雑談をするような場を作ってほしいですね。その中できっと素敵な出会いやものづくりのアイディアが生まれていくと思います。

 

《事業所紹介》

所 在 地 府中市中須町156‐1(℡・FAX52‐6596)

事業内容 工業デザイン業(プロダクツデザイン・新商品開発の企画、コンサルティング等)

H  P http://www.wallaby-design.com/

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