テーマ 『まちおこしをして元気な府中市に、地域の方や企業の方への恩返しを』
カフェテラスセーヌ 代表 山岡 輝光さん
―広島県生活衛生同業組合連合会府中支部の支部長をされていると伺いました。
広島県生活衛生同業組合連合会府中支部で平成11年から支部長を務めさせていただき、今年で14年目になります。過去には、家具や繊維などの地場産業が栄えたとても良い時代もありましたが、ここ10年間は厳しい状況が続いています。5年前のリーマンショックを境に経済はさらに冷え込みました。その時は、組合の支部長として、厳しく停滞した業界のためにもあらゆる努力をしていかなければと感じましたね。円高になったから景気は良くなると世間では言われますが、まだまだ時間がかかるというのが現状ではないでしょうか。ニーズに合った取り組みをしなければなりませんが、行き過ぎても失敗してしまうため、焦らず、足元をしっかりと見ながら現状に合った努力をしていきたいと思っています。
―府中『食博』を始められたきっかけは。
今回で5回目となる「府中『食博』」は、元気な府中市にしたい、今までお世話になった地域の方や企業の方への恩返しをしたいという思いから取り組んでいます。今年は11月17日(日) に開催し、当日は沢山の方が来場され、主催者側も一緒になって楽しみ、府中市が久しぶりの賑わいを見せました。事業所の廃業や人口の減少など、府中のまちは少しずつ元気をなくしているようです。このイベントを通してまちの元気を取り戻すきっかけになればと思っています。一時的でも府中市に人が集まり、「人が集まって良かった」と思ってもらうだけでも嬉しい喜びだと思います。人が集まることが業界にも良い影響を与えるのではとも考えています。これからも地域の方たちに喜んでいただけるようなイベントを計画して取り組んでいきたいと思います。
―はしご酒の反響はいかがでしたか。
「はしご酒」は5年くらい前から組合でもずっとやりたかったのですが、予算などの関係でなかなか実行できずにいました。このたび府中商工会議所サービス業部会との共催で実現する運びとなり、双方の方々の理解に本当に感謝しています。思いが一つになったことが本当に嬉しかったです。参加者からは「また仲間と来たい」、お店の方からは「今度またやってください」「年に2回開催してほしい」という声もいただいきました。一緒に出来たからこそ、こんなに良い評価をいただいたのだと思います。この素晴らしい事業は是非今後も継続していきたいですね。次回は、イベントの最後に屋台や抽選会をして、参加者とお店の方がもっと交流できる場を提供できたらと思っています。
《事業所紹介》
所 在 地 府中市府川町71-2(℡45-5255・FAX45-8281)
事業内容 喫茶・食事
従 業 員 3人
営業時間 午前8時~午後7時
定 休 日 水曜日